Selenium向けにブラウザのドライバを自動でインストールする方法

Seleniumは2004 年にThoughtWorks社によって開発された、Webブラウザの操作を自動化するためのフレームワークです。

Webブラウザの操作の自動化や、Web サイトのクローリングなどの用途で利用されています。

以前、以下の記事でSeleniumの環境構築や開発前の準備についてまとめましたが、Seleniumの使用に関しては、毎回自分が使っているGoogleChromeのバージョンに合わせたドライバの入手が必要です。

GoogleChromeのバージョンは頻繁に自動更新されますが、ドライバは自動では更新されないため、バージョンの食い違いが発生してSeleniumが動かなくなってしまいます。

そのときには再度、ブラウザのバージョンに合うドライバを入手することになりますが、毎回この作業をするのは煩雑ですよね。

そこで、ブラウザのバージョンと、ドライバのバージョンが適合しない場合に、ブラウザのバージョンに合わせたドライバを自動取得するSeleniumのコードを紹介します。

この自動インストールのためには、webdriver-managerというソフトウェアが必要です。pipが使える環境の場合、コマンドプロンプトで以下のコマンドを打ち込むことでインストールができます。

pip install webdriver-manager

手順1の実行後であれば、webdriver-managerを用いることでブラウザのドライバを自動インストールできます。ブラウザのドライバを自動インストールできるSeleniumのコードを紹介します。

今回の環境は以下となります。

以下のように記述することで、キャッシュにブラウザのバージョンと適合するドライバがインストールされていない場合に、自動でインストールするようになります。

これにより、面倒な作業をなくすことができるので、Seleniumの利用へのストレスが少なくなります。

まとめ

Selenium向けにブラウザのドライバを自動でインストールする方法を紹介しました。

webdriver-managerを用いることで簡単にブラウザのドライバを、動作時に自動更新させることができるようになります。