忙しい社会人がTOEICで800点突破! 時間のない社会人に向けた勉強法

前回、TOEIC800点突破の記事を書きました。めでたいことに最近ようやくTOEIC800点を突破することができました。

過去記事①:社畜がTOEICで800点突破! それまでの紆余曲折と800点突破までの体験談 

過去記事②:社畜がTOEICで800点突破! TOEICの試験中に意識していたこと

体験談や試験中の解き方などは過去記事でまとめましたが、今回は一番重要な勉強法について書きたいと思います。

あくまで、1勉強法として参考にしていただきたいというところなのですが、TOEICの勉強法は情報として山のようにインターネット上に転がっていると思いますが、自分の勉強法は忙しい社会人向けのものと考えております。

自分の勉強法はそれなりに費用も必要なので、

残業等が多く勉強時間が割けないため、勉強効率をお金で買いたい(多少お金が掛かっても効率重視したい!/お金を出すことを厭わない)

という熱意や覚悟のある人向けです。

概ね方針としては以下を取ります。

(1) お金が掛かってもいいから効率重視で勉強したい!
(2) TOEICの点数も上げたいけど、点数だけにこだわらずSpeaking力も上げたい! 英語そのものが上手くなりたい!

TOEICの目標点数があって、そこを手っ取り早く取りたいという人には向かないかも……? というか、なんでこんなことするの? って言われちゃうかもしれません。

私の場合、大体平日は帰宅が21時で、休日出勤もそこそこあるので、なかなか勉強時間を捻出するのが難しいため、お金払っても効率重視の考え方になりました。

(1) TOEIC対策は「スタディサプリENGLISH」のTOEIC対策講座を利用

私はTOEIC対策の部分は基本的にリクルートが提供している「スタディサプリENGLISH」の「TOEIC対策講座」を使って勉強しています。

別に下のリンクから登録しても自分には一円も入りません。

外部サイト:「スタディサプリENGLISH」TOEIC対策講座

これはオンラインのTOEIC対策講座なんですが、TOEIC形式の問題をひたすら演習できるコンテンツに加え、一部の問題にはミニ講義動画が付いており、講義動画を使って授業形式で学ぶことができるというものです。

PCのブラウザからも受講できますし、スマートフォンのアプリも提供されているので、どこにいても、いつでも勉強できるというのが強みです。

この講座はいくつか細かいUIとかには不満があるものの、基本的に教材の質なども良く内容はとてもお勧めできるのですが、月3000円弱くらいの料金です。

言わば問題集にミニ講義動画がついているようなものなので、月3000円という金額を考えると少し躊躇してしまう人もいるかなー……と。自分も最初少し迷いましたけどね。

ただ、自分は今年の4月からやり始めて6か月やってますが、TOEICの点数はここ半年で急上昇したので、効果はあると思いますよ。

使う場面としては移動時間や、帰宅後に余力があるときや、休みの日にファミレスでご飯食べて、1時間くらいこれで勉強して帰るみたいな形が多いです。

私は6か月で60時間強くらいの勉強時間なので、月3000円の価値ホントにある? って感じなんですけど、お金使って自分にプレッシャ―掛けていくみたいな効果もあるので。

自分はもう少し点数上がったら、このアプリは卒業しようと思っています。

(2) 文法対策に「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」

正直、上記のスタディサプリでも文法演習は結構できるんですけど、TOEICの点数高める上で、文法で点数落とすのは痛いんですよ。

特に800点以上を狙うのであれば、Part5はスピーディーに解いて27問/30問くらいは正解したいところです。スピーディーに解けるとPart7あたりに回せる時間も増えるので、Readingの点数を上げるなら文法は重点的にやった方がいいです。

自分はTOEICに関しては文法だけは追加で以下の問題集をやってました。

TOEICの文法問題集は過去にも何冊かやっているんですが、個人的な感想としては、上記の問題集が一番本番の文法問題のレベルとの乖離が少ない気がします。難し過ぎず、簡単過ぎず、本番に近いレベルの問題が掲載されているのでお勧めです。

たくさん手を出すよりは、上記の本を何周もするのが良いと思いますよ。

自分は以下のようなシートをエクセルで自作して、

印刷して何周もやってます。そこまでやる必要はないかもしれませんが、上記のようなシートを作っておくと、自分がどれくらいやったのかもわかるので自信にもなりますしね。

(3) 瞬間英作文でSpeaking対策?

加えて、瞬間英作文トレーニングをやっています。これは、与えられた日本語を瞬時に英語に変換するトレーニングです。

一度もやったことがない人は、左の青の本をお勧めします。私は最近、やっと右の緑の本も平行してやるようになりました。ちなみに自分はスマホアプリ版を使っているので、そっちでもいいかも(UIにちょっと問題あるんだけどね)。

どう使うかという話なんですが、自分なりのメソッドですが、青本は各ページに文法要素が分かれて掲載されていて(例えば「比較級」とか)、10の和文と10の英文が掲載されています。

各文章は「和文が読まれる⇒(少しのポーズ)⇒英文が読まれる」という形の音声が提供されており、和文が読まれた後のポーズの際に、英文を口頭で解答します。そして、その後に英文が読まれるので、正しいかどうかを確認します。

これが1ページにつき、10題あります。

要するに10の和文を、10の英文に翻訳する訓練なのですが、

(1) 各ページは1日何回も勉強可能だが、最初の1回目に挑戦する場合をテストと位置付ける
(2) そのテストで9割の正解を獲得した場合、そのページは合格とする
(3) 1ヶ月の間に全てのページで合格することを目標(義務)とする
(4) 1ヶ月が終わったらリセットする

上のようなプロセスで勉強を進めています。

各ページの10問に挑戦する際に、その日最初の挑戦で9割(9問)以上が正解できたら、そのページは合格扱いとして、その月はもう実施しません。

正解は三単現のsの付けミスなど厳密なところも全て正しくないと正解とはみなしません。ただし、同じ意味で違う表現選んじゃったりしたときは、正解扱いにしたりしてるときもありますが。

合格したかどうかは以下のようにエクセルファイルで管理しています。

最初から全部のページに上のプロセスを実施しようとすると分量が多くて厳しいので、最初はPart1(本の中が3つのPartに分かれています)だけプロセスを回すなど、そこは調節した方がいいでしょう。

9割クリアしたらその月は合格扱いにして次の月までやらないのは、忘却⇒学習⇒忘却⇒学習のプロセスを回すことで記憶を長期記憶に持っていくためです。

また、9割獲得したらその月はもうそのページやらなくていい! というのは自分的にもモチベーションになります。

自分はもう1年半くらいやってるので……結構、多くの問題が一度で9割取れてしまって、次の文読まれてすらいないのに、次の文を無意識に答えているときとかありますからね、これは単なる病気の域ですが。本当は覚えるレベルまでやってしまうのは良くない、みたいなことが書いてありますが、個人的には別に覚えてしまうくらいやれるんならそれはそれでプラスかなあと思ってぶん回してます。

ただ、自分は覚えちゃうレベルまで来たので、次の緑の本に進みましたというところです。だから、それくらい回して欲しいですね。

(2)の項でも書いたのですが、一つのことを徹底的にやり切ることが大事だと思います。

このトレーニング、何が有効かってもちろん喋るときにフレーズが出てきやすくなるっていうのはわかっていただけると思うんですけど、実はTOEIC対策にも有効です。

まず、自分で喋れるフレーズというのは、リスニングで聞いても素直に頭に入ってきやすくなります。

あと、この本に出てくる文章は中学生レベルなんですが、TOEICの文法問題とかって、実は結構中学生レベルの問題がたくさんあるので、全体的に文法力の底上げになります。

そもそもTOEIC800点以下くらいだと、中学生レベルの文法も場所によっては怪しいところ結構あるんじゃないかっていうのが自分の認識です。超えた今でも怪しい気がするし。

(4) 「Skype英会話」で場数を踏む

あとは、自分はSkype英会話も実施してます……が、時間がないので月8回程度です。

Skype英会話をやっているというと興味持ってもらえることは多く、また英語喋れるようになるか? という質問を受けるんですけど、自分の回答としては「高い意識でやれば伸びる」ってところだと思います。

例えばそのレッスンで上手く言えなかったフレーズとかを復習して、次のレッスンでそれを意識的に使ってみるとか、そういう意識でやれば伸びると思います。

ただ、実際はそこまで手を回せることは多くなくて、ただただ惰性で毎回受けて、みたいなのが多い気がします。このやり方だと、劇的な英会話力アップは望めないと思います。

自分も後者のような惰性タイプなんですけど、それでも「英語で話すことに慣れる」という効果だけはあるように思います。

最初は英会話のレッスン、全然喋れないし、頭真っ白になるし嫌だ、と思っていたところが、最近は何も思わなくなりました。

それは自分の成長もあるかもしれませんが、コミュニケーションツールとして英語を使う上での「慣れ」みたいなのは重要だと思います。

あと、全然上手く喋れなかったときの「やばい、もっとちゃんと勉強しなきゃ」という焦りの気持ち、そういう再認識する場を設けるだけでも効果はあります。

その意識のために月何千円も払うのか……? という話ですが、くどいようですが効率重視でSkype英会話の受講もしています。

あと、アウトプットの場は絶対必要ですよ。瞬間英作文の効果測定とかにも使えますしね。

Skype英会話はどこがおすすめかというのもよく聞かれますが、自分は3社くらいやってますが、正直どこもどっこいですが、あんまりDMMはお勧めしないです。

自分が今やっているのはQQ Englishです。

DMMは以前やっていたのですが、こちらは自宅からSkypeを繋いでいる先生も多く、そうすると例えば先生の宅の子供の泣き声がうるさかったり、そもそも先生の自宅のインターネット環境がイマイチなのか通話中に何回も切断になってしまったり、向こうのデバイスの問題なのか音がノイズだらけだったりと、学習どころではなかった……というところです。Skype英会話は安いので、講師の質までは求めはしないのですが、それ以前の問題でそもそも講義がまともに受けられないというケースがありました。

そういうときには代替授業とかもしてもらえるとは思いますが、忙しい自分にとってはお金よりも時間を無駄にする方が痛いです。

よって、講師が自宅からSkype繋ぐことを認めていない(インターネットやデバイス環境が整ったオフィスに講師が来て、Skypeに接続する)ところを利用しています。

まとめ

長くなりましたが、自分が英語に関してやっている勉強は記事に書いた四つの方法です。

(1)と(2)はTOEIC対策、(3)と(4)はSpeakingに向けた勉強ですが、個人的には(3)や(4)がTOEICの点数アップに繋がった部分も少なくなかったと思っています。

もし参考になれば幸いです。

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