今回、手早く動画の解像度を変更したく、FFMPEGを使って試してみました。
もちろん、このくらいのことであればフリーの動画編集ソフトでもできると思いますが、フリーのソフトは有償版への切替を要求されたり、動作が重かったりと大概面倒なので、なるべく使いたくないという思いがあります。
また、バッチファイルから叩けるFFMPEGを使うと、一度に多数の動画を変換できて便利なこともあるので、今回はFFMPEGを使って入力動画のサイズ(解像度)を変更してみます。
FFMPEGの実行バイナリファイルの入手の仕方は、過去記事をご参照ください。
縦横のサイズ両方を指定して、入力動画の解像度を変更する場合、以下のコマンドで変換が可能です。「-s」の後に、得たい解像度を入力してください。「横(幅)×縦(高さ)」の順番です。
ただし、このやり方では入力動画の縦横比は保持されないので、指定サイズが不適切だと縦や横に引き伸ばされた動画が出力されてしまうので注意してください。
アスペクト比を保持する場合は、以下のように「vf scale=-1:縦の解像度」ないしは「vf scale=横の解像度:-1」とし、縦横いずれかのみ、所望の解像度を入力します。
もう片方は「-1」を指定することで、「-1」が指定された方は自動で縦横比が変わらないように動画の解像度が変更されます。
以下の例の場合、縦(高さ)が1080となり、かつ縦横比が保持されるように、動画のサイズが変更されます。
FFMPEGを使って動画の解像度を変更する方法を紹介しました。このように、FFMPEGではコマンドで簡単に動画のサイズを変更することができます。