Windowsのバッチファイルには本格的なプログラミング言語のような配列の機能はありませんが、変数名に工夫を加えることで、配列のように扱うことができます。
この記事では、バッチファイルで配列のように変数を扱う方法を紹介します。
バッチファイルでは、変数名に[](角括弧)を使って添え字を付けることで、配列のように複数の値を管理することができます。
@echo off
setlocal ENABLEDELAYEDEXPANSION
set a[0]=first
set a[1]=second
set a[2]=third
for %%i in (0 1 2) do (
echo !a[%%i]!
)
pause
以下のように、配列に入力した値がechoでコンソールに表示されます。
setlocal ENABLEDELAYEDEXPANSIONというコマンドは、FORループ内で変数の値が変化する場合に、正しい値を取得するために必要です。このコマンドがないと、変数の値が最初に設定された値のままになってしまいます。
バッチファイルで配列を扱う方法は、本格的なプログラミング言語と比べると制限がありますが、簡単なスクリプトを書く上では十分な機能を提供します。
変数名に工夫を加え、FORコマンドと組み合わせることで、様々な処理を行うことができます。