CSVファイル(カンマ区切り値ファイル)は、表計算ソフトなどでデータの保存によく使われます。Windowsのバッチファイルを使って、このCSVファイルを読み込む方法を見ていきましょう。今回は、3行3列のシンプルなCSVファイルを例に解説します。
@echo off
set csv_file=test.csv
for /f "tokens=1-3 delims=," %%i in (%csv_file%) do (
echo %%i, %%j, %%k
)
pause
以下のようなCSVファイルを読み込んでみます。
apple,red,fruit
banana,yellow,fruit
carrot,orange,vegetable
以下のような結果がコンソールに得られます。
CSVファイルの列数が増えた場合は、tokens=の値と、変数の数を調整します。
@echo off
set csv_file=test.csv
for /f "tokens=1-4 delims=," %%i in (%csv_file%) do (
echo %%i, %%j, %%k, %%l
)
pause
このバッチファイルは、シンプルなCSVファイルを読み込むための基本的な例です。実際のCSVファイルはもっと複雑な構造をしている場合もありますが、この例をベースに変数の使い方を工夫することで、様々なCSVファイルに対応できます。
バッチファイルを使いこなせば、CSVファイルの処理だけでなく、様々なファイル操作や自動化が可能になります。ぜひ、この機会にバッチファイルの学習を進めてみてください。