本記事では、ファイルの中から特定の文字列を計算する「find」コマンドを紹介します。
findコマンドを用いることで、テキストファイル等から特定の文字列の有無を検索することができます。
以下にその使い方を見ていきましょう。
まずは最もスタンダードな使い方を見ていきましょう。以下のコマンドで「test.txt」ファイルを対象に、「bc」という文字列を検索することができます。
検索したい文字列を「”」(ダブルクオーテーション)で囲みます。
find "bc" test.txt
例えば、以下のような「test.txt」に対して上記のコマンドを実行すると、最初の1行目「abcde」の中に「bc」があるので、1行目のみを抽出することができます。
findコマンドにはいくつかのオプションが設定されています。
オプション | 説明 |
/V | 指定した文字列が存在しない行を得る |
/N | 表示結果に行番号を表示する |
/C | 検索にヒットした行数を表示する |
/I | 大文字・小文字を区別せずに検索する |
オプションを使った場合の動作についても見てみましょう。
「/V」オプションを用いることで、特定の文字列が存在しない行を抽出することができます。試しに、上記で紹介したサンプルのコマンドに「/V」オプションを付けてみます。
find /V "bc" test.txt
上記を実行すると、”bc”がない行を全て抽出することができます。
「/C」コマンドを用いることで、検索にヒットした行数を表示することもできます。
find /C "bc" test.txt
上記を実行すると、以下のように「1」という数字が表示され、テキストファイルの中で1行のみがヒットしたことがわかります。