Windowsのコマンドプロンプトで複数の処理を一度に行いたいと思ったことはありませんか?
今回は、そんな時に役立つコマンドの連続実行方法をご紹介します。
目次
連続実行の基本:&を利用
コマンドプロンプトで複数のコマンドを連続実行する最も簡単な方法は、コマンドの間にアンパサンド(&) を入れることです。
コマンド1 & コマンド2 & コマンド3
このように記述することで、コマンド1、コマンド2、コマンド3 が順番に実行されます。
実用例
例1:ディレクトリ内のファイルを一覧表示し、その後特定のファイルをコピー
dir & copy test.txt C:\destination
この例では、まず現在のディレクトリ内のファイル一覧が表示され、その後 test.txt が C:\destination にコピーされます。
例2:バッチファイルの連続実行
コマンドだけでなく、バッチファイルも連続実行できます。
batch1.bat & batch2.bat
batch1.bat と batch2.bat が順番に実行されます。
注意点
- 前のコマンドの終了を待たずに次のコマンドが実行されるため、依存関係がある場合は注意が必要です。
- エラーが発生しても後続のコマンドは実行されるため、エラー処理が必要な場合は工夫が必要です。
応用編
- &&を使うと、前のコマンドが成功した場合のみ次のコマンドを実行できます。
- ||を使うと、前のコマンドが失敗した場合のみ次のコマンドを実行できます。
これらの応用的な使い方も覚えておくと、さらに複雑な処理を自動化できます。ぜひお試しください!
まとめ
アンパサンド(&)を使うことで、コマンドプロンプトで複数のコマンドを簡単に連続実行できます。作業効率の向上に役立ててください。