今回はバッチファイル内でファイルやディレクトリをコピーする「XCOPY」コマンドについて解説します。
XCOPYは、「eXtended COPY」の略で、通常のCOPYコマンドよりも多くのオプションがあり、より柔軟なファイルコピーが可能です。例えば、
などなど、痒い所に手が届く機能が満載です。
まずは基本的な使い方を見てみましょう。
xcopy コピー元 コピー先 [オプション]
例えば、C:\work フォルダの中身を丸ごと D:\backup にコピーしたい場合は、]
xcopy C:\work D:\backup /E /H /C /Y
と入力します。/E, /H, /C, /Y はオプションで、それぞれ
といった意味があります。
XCOPYには、他にもたくさんのオプションがあります。その中でも、特に覚えておくと便利なものをいくつか紹介します。
xcopy C:\work D:\backup /D /D:04/01/2024 /E /H /C /Y
2024年4月1日以降に変更されたファイルで、更新があったもののみをコピーします。
xcopy C:\work D:\backup *.txt /E /H /C /Y
拡張子が.txtのファイルだけをコピーします。
xcopy C:\work D:\backup /L
コピーされるファイルの一覧を表示し、実際にコピーするかどうかを確認できます。
XCOPYコマンドは、ファイルコピーを効率化するための強力なツールです。基本的な使い方から便利なオプションまで、この記事で紹介した内容を参考に、ぜひXCOPYを使いこなしてみてください。