WSL (Windows Subsystem for Linux version)は、Windows上でLinux OSを動作させるための実行環境のことで、これを用いることで複雑な環境構築を行うことなく、簡単にWindows上でLinux OSを動かすことができるようになります。
概要には以下の記事にまとめています。
今回、新しいWindows PC(Windows11)にWSL用のUbuntuをインストールして起動したところ、タイトルの通りエラー「WslRegisterDistribution failed with error: 0x8007019e」というエラーが出ました。このエラーの解決のために実施したことを報告します。
目次
エラーの解決方法
このエラーは、Windowsの設定でWSLを有効にしていないときに出るエラーです。今回、解決までに私が試したことを記します。
確認1:WSLの有効化
まず、「Windowsの機能の有効化または無効化」を開きます。一番簡単に開く方法は、Windowsのタスクバーで検索を掛けることかと思います。
開いた画面で「Linux用Windowsサブシステム」と「仮想マシンプラットフォーム」をONにしました。
ONにする際に適宜再起動を求められる可能性があるので、その場合には従って再起動しましょう。
ここまで試してUbuntuを起動したところ、若干エラーメッセージが変動しました。
「WslRegisterDistribution failed with error: 0x800701bc」というタイトルとは若干異なるエラーに変化しました。
確認2:PowerShell上でのアップデート
PowerShellを開き、「wsl –status」でステータスを確認したところ「WSL2 カーネルファイルが見つかりません」というコメントが出ました。
なので、指示通り「wsl –update」を行いました。
ここまで試したところ、無事WSL上のUbuntuが起動することが確認できました。