最近データ分析の界隈ではKaggleの名前を聞くことが増えてきたように思います。今回はKaggleとは何か、その概要について紹介したいと思います。
本記事はKaggleが何かを知ることにフォーカスして執筆しています。
目次
Kaggleとは何か
Kaggleとは「企業とデータサイエンティストをつなぐ為のプラットフォーム」とされていますが、具体的にはデータサイエンティストのコンペティションの場を提供しているプラットフォームです。
以下のURLからKaggleの登録及びコンペティションに参加することができます。
外部リンク:Kaggle公式サイト
企業や大学が提供するお題に対して、各々のデータサイエンティストが構築したモデルを評価し、順位付けが成されます。上位に入ることで賞金が得られるケースもあります。
Kaggleのコンペティションに参加するメリット
メリットはいくつかありますが、概ね以下になるのではと思います。
(1) データサイエンティストとしての実力研鑽
まず、一つ目としてはデータサイエンティストとしての実力を高められるということにあるでしょう。コンペティションのようなアウトプットの場に参加することは、確実に勉強になりますし、他の人のコードを見ることで、さらに学習が進むこともあるでしょう。
また、個人では用意することが難しい学習用のデータセットについて、提供を受けることができるのは大きなメリットです。
(2) データサイエンティストとしての市場価値の向上
二つ目としては、市場価値の向上があると思います。Kaggleの中では、成績に応じてランク付けが成され、実力が可視化されます。上位のランクを得れば、それだけ市場価値は高まるでしょう。
また、賞金が得られるというメリットもありますが、これは上位に食い込める超上級者向けなので、賞金を狙ってというモチベーションだけでは難しい部分があるのではないでしょうか。
Kaggleのランク
さて、前述のKaggleのランクですが、Kaggleでは参加者のランク付けがあります。現在、五つのカテゴリに分かれています。上位から順に
- Grandmaster
- Master
- Expert
- Contributor
- Novice
です。
細かい昇格条件などは割愛しますが、基本的にはコンペティションで成績を残すことなどで昇格していきます。

まとめ
Kaggleはデータサイエンティストのコンペティションを提供するプラットフォームです。
当該分野の技術力を高めたい人にとっては、良い研鑽の場となるかと思います。