FFMPEGを使うことで、動画の最初などで徐々に黒画面から動画に変わっていくようなフェードインを入れたり、動画の終わりで逆に少しずつ黒画面に遷移していくようなフェードアウトを入れることができます。
今回はFFMPEGを使って動画の画面にフェードインとフェードアウトを入れる方法を紹介します。
FFMPEGの実行バイナリファイルの入手に関しましては、もし入手方法がわからないという方がいらっしゃいましたら、以下の記事を参考にしてみてください。
FFMPEGで動画にフェードインとフェードアウトを入れる
それではFFMPEGで動画にフェードイン/フェードアウトを入れる方法を紹介します。
まず、以下のコマンドで、入力動画(input.mp4)に対し、開始1秒でフェードイン、開始4秒の地点から1秒に渡りフェードアウトを入れることができます。
ポイントについて説明します。
- 「fade=t=in:st=0:d=1」の部分でフェードイン効果を与えるビデオフィルタを設定しています。st=0はスタート時刻を表していて、dはduration(持続時間)です。この場合、0秒(動画の最初)から1秒間に渡りフェードインすることを指定しています。
- 「fade=t=out:st=4:d=1」の部分でフェードアウト効果を与えるビデオフィルタを設定しています。st=4はスタート時刻を表していて、dはduration(持続時間)である点はフェードインを同じです。この場合、4秒の地点から1秒間に渡りフェードアウトの効果が挿入されます。
まとめ
FFMPEGを使えば、動画に簡単にフェードイン・アウトのような効果を加えることもできます。動画に少し手を加えたいときに、試してみてください。