integrateとcombineは、日本語にするとどちらも「統合する」「組み合わせる」と訳されることが多く、混同してしまうことが多い単語です。
本記事では、この2つの単語の違いを具体的な例を用いて解説し、さまざまな場面で適切な単語を選択できるようにします。
目次
combineの意味と使い方
- combineは、複数のものを単純に「組み合わせる」という意味です。組み合わせにより新しい要素が生まれるというよりは、単に既存の要素を一つにすることに重点が置かれます。
- 英文の例:
- Let’s combine our efforts to finish this project.(このプロジェクトを完成させるために、力を合わせましょう。)
- The company decided to combine the two departments.(会社は、2つの部署を統合することを決定した。)
integrateの意味と使い方
- integrateは、複数のものを「統合する」という意味で、combineよりも深いレベルの結合を表します。異なる要素が一体となって、新しいもの(例えばシステムや文化)を作り出すことを指します。
- 英文の例:
- The new system will integrate with our existing software.(新しいシステムは、既存のソフトウェアと統合されます。)
- The company is working to integrate diversity and inclusion into its workplace culture.(会社は、多様性と包容性を職場文化に統合するために取り組んでいます。)
使い分けのポイント
- combine:
- 単なる組み合わせを指す。1+1=2のイメージ。
- integrate:
- より深いレベルの統合を指し、組み合わせることで新しいものや、単なる組み合わせに留まらない価値を生み出す(例:システムインテグレーターとは言うが、システムコンビネーターとは言わない)。
まとめ
integrateとcombineは、どちらも「統合する」「組み合わせる」という意味ですが、そのニュアンスは大きく異なります。ビジネスシーンなど、様々な場面で適切な単語を選択することで、より正確なコミュニケーションが可能になります。