LaTexで図の余白を減らす方法

Texで論文を書いているときに、わずかに規定枚数をオーバーしてしまう。そんな場合の(あまり推奨されない)最終手段が、図表の上下の余白を詰めることです。

図表の余白を調節する方法について、本記事にまとめます。最初によく使うコマンド4種類を紹介してから、各コマンドの詳細を述べます。

よく使うコマンドまとめ

基本は以下の四つを調節すれば良さそうです。

私は基本的には論文でページの途中に図を挿入することはないので(図はページの上部のみ)、その場合は最後の「\setlength\intextsep{0pt}」は不要そうです。

% 図とキャプションの間のスペースを調節
\setlength\abovecaptionskip{0pt}

# 図と図の間のスペースを調節
\setlength\floatsep{0pt}

# ページの上下に表示される図と本文の間のスペースを調節
\setlength\textfloatsep{0pt}

# ページの途中に表示される図と本文の間のスペースを調節
\setlength\intextsep{0pt}

図とキャプションの間のスペースを詰める方法

\setlength\abovecaptionskip{0pt}

上に0ptのときの図と10ptのとき図の差を示しました。値が大きくなるほど図とキャプションの間が開くことがわかります。

正確には、キャプションの上側にある余白が調節されます。一般に、図のキャプションは図の下につけるので、図とキャプションの間のスペースが調節されます。

図と図の間のスペースを詰める方法

\setlength\floatsep{0pt}

上の図に示すように、図と図の間の間隔が調整されます。

図とテキストの間のスペースを詰める方法

\setlength\textfloatsep{0pt}
\setlength\intextsep{0pt}

\setlength\textfloatsep{0pt}がページの上下にある図と、本文の間のスペースの調節になります。

一方、\setlength\intextsep{0pt}は、図が本文の間に入る場合の、図と本文の間のスペースの調整になります。

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