LaTeXにおける転置行列の表記方法

LaTeXの数式で転置行列を表記する方法について、いろいろなやり方があるようなので、綺麗な書き方についてまとめてみました。

右上にTを記述する表記方法(例: $A^\top$)

私がよく論文を書く分野では、この表記方法が一般的です。$A^\top$のように右上に大文字のTを記述します。書き方は以下のようにさまざまあり、微妙に結果が違います。表記によっては\usepackage{amsmath,amssymb}が必要です。

\usepackage{amsmath,amssymb}

A^\top
A^\intercal
A^T
A^mathrm{T}

上記の4種類の書き方をすると、それぞれ以下のように微妙に違う結果になります。

個人的には一つ目のA^\topや、四つ目のA^mathrm{T}の書き方が好みです。

左上にtを記述する表記方法(例: ${}^t\!A$)

分野によっては、左上に小文字や大文字のTを入れる表記もあります。その場合は、以下のように記述すると良いようです。

{}^t\!A

結果は以下のようになります。

さまざまな表記方法があるので、自分なりに書き方を決めて統一しておくと良いでしょう。

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